時代の証言者たち~道の途上でふれあった些細な物語~

転職を繰り返してきた『僕』。半年~2年以内という短いスパンで在職してきた中で、各会社・集団には必ず ”記憶に残る人物” が存在した。筆者の人格形成に影響を与えたその人物たちとは?人生の入力時期と言われる20代から30代前半の『僕』が、出逢って感じた人物像を、人生という壮大なドラマの一コマとして綴る、期間限定のブログ。

2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『遅すぎなかった、春』説

その人は、河川生物の学者 兼 現場の調査員だった。 40代前半。既婚者で、子どもが5人いる。いた。。。 現在は、3人。。。 映画「インディー・ジョーンズ」のジョーンズ博士(ハリソン・フォード主演)のような人だった。博学でありながら、現場もどんど…

”大将” と呼ばれた男 VS ”夢追い人”な完璧主義者

その人は、電力会社の子会社の社長のお兄さんだった。 60代後半。独身・離婚歴ありで、子どもは成人し離れて暮らしている。 体格が好く、歳の割には肉付きが良い。ガタイのよさと貫禄のある雰囲気からだろう、皆から「大将」と呼ばれていた。。。 そう、前回…

”生粋の職人気質”な親方 VS ”厚顔無恥”な若造

その人は、草刈り職人 & 配電線工事の装備資機材の耐電圧試験の親方だった。 50代後半。既婚者であり、子どもがいて、孫もいる。 福島県出身なので、会話の語尾のイントネーションが尻上がりにあがる。 「ホンダさんは『ズーズー弁』だ」と、社内ではもっ…

時期尚早の別れ

その人は、トラックドライバーだった。 50代後半。独身離婚歴ありで、子どもがいなかった。 関西出身なので、関西弁を使うが、ここまでコテコテの関西弁で喋る人も珍しい。 きっとそれも、テゴさんの一つのアイデンティティであり、自己主張なのだろう。 若…